検索されるより先に、AIに答えてもらう時代がきている

公開日: 2026年7月19日

昨日、山梨で生成AI導入を支援していく上での情報の届け方を、根本から見直した。結論から言うと、これからはGoogle検索で上位に出ることだけでなく、ChatGPTやGeminiに聞かれたときに自分の名前が出てくるかどうかが、同じくらい大事になってくる。地味な話に聞こえるかもしれないが、僕にとってはかなり大きな方針転換だった。

AI検索で選ばれるとは、どういうことか

一言でいうと、人が検索エンジンに打ち込む前に、AIに直接質問して答えをもらう場面が増えているということだ。実際、Google検索は約27%がクリックされずに終わり、AIの要約まで含めるとおよそ60%がサイトを訪れずに完結しているという調査がある。つまり、いくらホームページを整えても、AIがその手前で答えを出してしまえば、そもそも見てもらう機会自体が失われる。

これを知ったとき、正直ぞっとした。うちのようにサイトのSEOをコツコツ整えてきた立場からすると、土俵そのものが変わりつつあるということだからだ。ただ落ち込んでいても仕方がないので、じゃあどうすればAIに拾ってもらえるのか、を調べることにした。

どうやってAIに拾ってもらうのか

答えを一言でいうと「測って、直す」を繰り返すことらしい。あるIT企業が自社で実践した方法を知って、なるほどと思った。想定される質問を100パターンほど用意し、実際にAIへ一つずつ投げてみて、自社が推奨されるかどうかを一件ずつ確認する。出てこなければ、情報が足りないのか、ページの構造が読み取りにくいのかを見極めて、そこを直す。この地道な作業を続けた結果、その会社はGeminiで第一位に推奨される状態まで持っていったという。

派手な裏技があるわけではなく、愚直に「聞かれそうなことを聞いてみて、答えられるように直す」だけだった。これは僕にもできる。というより、これまでのSEOの延長線上にある話で、特別なツールがなくても今日から始められる。

もう一つ気づいたのは、AIが引用しやすいコンテンツの形についてだ。業種や規模を絞り込んだ導入事例、たとえば「どんな業種で、何人くらいの会社が、どんな課題を、どう選んで、どうなったか」という粒度まで具体的に書かれたページが、AIの回答に使われやすいらしい。曖昧に「AI導入で業務が効率化しました」と書くだけでは弱く、誰の、どんな話かがはっきりしているほど、AIも人も信用しやすいということなのだと思う。

これは僕がずっと大事にしてきた「一次情報で語る」という姿勢と、実はまったく同じ方向を向いている。誇張せず、確認できたことだけを、具体的に書く。それがSEOの時代もAI検索の時代も、結局いちばん強いということなのかもしれない。

これから僕がやること

まずは、山梨でAI導入を検討している方が実際に投げそうな質問を、いくつかChatGPTやGeminiに自分で聞いてみるところから始めようと思っている。そこで自分の名前や活動が出てくるのか、出てこないのか。出てこないなら、何が足りないのか。まだ手をつけたばかりで、結果を語れる段階ではないけれど、この一件は近いうちにまた書きたいと思う。

検索されるのを待つのではなく、AIに答えられる準備をしておく。派手ではないけれど、地に足のついたやり方で、山梨から少しずつ形にしていきたい。